富士重工業が10月上旬、スバル『レガシィ』など4車種の2次エアポンプのリレーの不具合により、国土交通省に届け出たリコール(回収・無償修理)。このリコールが、米国にも拡大した。
画像:スバルのリコール対象車
今回のリコールは、排出ガス発散防止装置の2次エアポンプを制御するリレー内の接点の押付け力が不適切なため、接点オン時にアーク放電が発生し、接点が溶着され、電流が流れ続けることが要因。
この時、ポンプモーターが常時回転となり、2次エア配管の内圧が上昇し、警告灯が点灯。そのまま使用を続けると、ポンプが高温となり樹脂部品が溶損し、異臭や煙が発生。最悪の場合、火災に至るおそれがあるというもの。
米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は、スバルの米国法人、スバルオブアメリカから、同様の不具合によるリコールの届け出を受けたと公表。米国内では、2007-2009年モデルのレガシィと『アウトバック』、2008-2014年モデルの『インプレッサ』、2009-2013年モデルの『フォレスター』の合計10万0127台がリコールに該当する。
スバルオブアメリカは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、2次エアポンプのリレーを対策品に交換するリコール作業を行う。
《レスポンス 森脇稔》
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